勉強力をみがく

 前半に総論を語り、後半で細かすぎる各論に入る本と異なり、各章各章で山があるので飽きることなく読める(これも抽象を先に書かないという、筆者の戦略らしい)。平易ではあるがピピっとくる所が多い。

  1. 認識離散は創造的思考により統合することができる。
  2. 内圧を保ちつづけることが、豊穣の犠牲者にならないための施策である。
  3. 抽象の基盤には多大な具象が存在し、自問自答することが必要である。
  4. 熟達した能力は消えない。

 「分かり易い」と言いつつも、結局、各章をまとめたレビューしか書けない自分のような人にオススメ。
 「勉強・学習・教育の本質はオープンエンドである。」