2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾と中国のこと

日本の植民地であった台湾が親日派であるという事実は、「植民地化は悪である」という一般的な日本人の認識とは対立するものである。中国と日本とに板ばさみにあった台湾のアイデンティティ(認同:自分たちの集団的な同一性を、自分たちとしてきちんと認識…

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

身近な疑問を会計学的に非常に分かりやすく紐解いたベストセラー。内容を書くまでも無いと思います。 本書において、さおだけ屋の潰れない理由は「利益の出し方に秘密がある」と説明さえていますが、エピソード2以降の「連結経営」、「在庫と資金繰り」、「機会…

ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座

井沢元彦氏 世界の宗教と戦争講座の続編。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の代表者が各宗教について語ります。 特筆なのは、ユダヤ教のRabbi Marvin Tokayer氏のイスラエルに対する想い。宗教オンチな自分は、「元は同じ神なんだから仲良くやれば良いじゃ…

日本人のためのイスラム原論

日本語がチョッとおかしい小室直樹氏にしては読みやすいが、キリスト教徒に対して"奴等"的な発言も多いので眉をひそめる部分もある。 井沢元彦氏の「世界の宗教と戦争」75%+小室直樹氏「数学嫌いな人のための数学―数学原論」25%でこの著書はできている。イ…

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世代交代ですかね。 MSのやり方に賛否両論はあるでしょうが、ビル・ゲイツ氏の情報化社会への貢献度が高いことは誰もが認めざるを得ない事実だと思います。MSの株価は下がり気味だし、グーグルにも圧され気味なので、まさに今が引退のタイミングかもしれませ…

ドラッカーわが軌跡

ピーター・ドラッカー「通」の人たちに最高のドラッカーと言わせしめる「傍観者の時代」の新訳版。 20世紀とともに生きてきたドラッカーが、若き日々に何を見てきたか?その交遊録を知ることで、「観察者」ドラッカーが如何にして生まれてきたかを知るでしょ…

世界の宗教と戦争講座

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教を著者なりの切り口で簡潔にまとめられている。上記の宗教の教義・生い立ちについて非常に分かりやすく書かれており、その対比として日本では宗教が発達しなかったのかについても言及されている。一般的…

人はなぜ宗教を必要とするのか

ムラ社会の「和」を大切にしてきた日本では、「創唱宗教」はムラの「和」を乱すものとして受け入れられてこなかった。しかし、お盆に先祖の魂か帰ってくるだとか、ご先祖様の墓参りといった「自然宗教(民族宗教)」を信じており、「無は真理」であるという…

カラマーゾフの兄弟(上)

ブックオフで買ってきた原卓也氏版 上巻最後の「大審問官」噂どおりスゴイです。文学なんて読んだこと無いので比較のしようが無いのですが、絶対的にスゴイと思います。僕のボキャブラリーでは表現できません。朝の電車で読んでいたら、その日の仕事が手がつ…

プロフェッショナルの条件

すっかりはまってます。ピーター・ドラッカー。 来るべき知識社会に個人はどう対応していくべきか?プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生出版社/…