宗教

ダ・ヴィンチ・コード (下)

まず、サスペンスとして「ぬるいっ!」。謎解きが面白くない。 宗教モノとして見た場合、元々「イエス=神というキリスト教の設定自体に矛盾がある」と思っている自分には、この本に書かれている内容が仮に真実だとしても「そういうことも"当然"あり得るよね…

ダ・ヴィンチ・コード (上)

いわずと知れたヒット作です。謎はトントン拍子で解かれていきます。逆に、テンポが良すぎて物足りない。感想はまとめて下巻のところで。ダ・ヴィンチ・コード〈上〉作者: ダン・ブラウン,越前敏弥出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/05/31メディア: 単…

ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座

井沢元彦氏 世界の宗教と戦争講座の続編。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の代表者が各宗教について語ります。 特筆なのは、ユダヤ教のRabbi Marvin Tokayer氏のイスラエルに対する想い。宗教オンチな自分は、「元は同じ神なんだから仲良くやれば良いじゃ…

日本人のためのイスラム原論

日本語がチョッとおかしい小室直樹氏にしては読みやすいが、キリスト教徒に対して"奴等"的な発言も多いので眉をひそめる部分もある。 井沢元彦氏の「世界の宗教と戦争」75%+小室直樹氏「数学嫌いな人のための数学―数学原論」25%でこの著書はできている。イ…

世界の宗教と戦争講座

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教を著者なりの切り口で簡潔にまとめられている。上記の宗教の教義・生い立ちについて非常に分かりやすく書かれており、その対比として日本では宗教が発達しなかったのかについても言及されている。一般的…

人はなぜ宗教を必要とするのか

ムラ社会の「和」を大切にしてきた日本では、「創唱宗教」はムラの「和」を乱すものとして受け入れられてこなかった。しかし、お盆に先祖の魂か帰ってくるだとか、ご先祖様の墓参りといった「自然宗教(民族宗教)」を信じており、「無は真理」であるという…

キリスト教を問いなおす

9.11後に書かれた本書であるため、キリスト教とイスラム教の対立についてもう少し突っ込んだ内容を期待したが・・・。 「平和を説くキリスト教が、なぜ戦争を引き起こすのか」という問いに対し、十字軍の遠征やインカへの侵攻などにおける残虐行為は、キリス…