日本人のための憲法原論
相変わらずの小室節。憲法を語るのためには宗教、資本主義、民主主義、時代背景などさまざまな事柄を理解しないと、日本国憲法を批判する資格さえないということでしょうか?憲法が国家というリバイアサンを縛る為に存在するなどと考えたこともなかったので、新しい視座が生まれた。
確かに三権分立というシステムが認識が浸透している国家であれば、憲法は国家に対する牽制機能でないと意味が無い。しかし、憲法が「死んでいる」今の日本は・・・。国を生かすも殺すも結局は我々の民意かもしれない。
ある程度の宗教の知識があると楽しめますが、小室節には好き嫌いがあると思います。
- 作者: 小室直樹
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: 単行本
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