変身

 ある日、突然「虫」になる主人公。家族と意思疎通もできない(相手の言葉の理解は出来る)ままラストへ・・・。
 先日、会社の同僚に突然ブチ切れられた自分は会社の同僚がこの本の主人公の「虫」になったように見えた。何かちょっとした出来事で信頼関係を無くした時に、会話の通じない「虫」になることはありえますよ。僕も貴方も。カフカが何を伝えようとしたのかは理解しがたいが、ある意味、事実十分ありえる話だと思った。
 というより、映画化された「ハエ男の恐怖(ザ・フライじゃないほう)」を思い出して笑ってしまうのは僕だけか?

変身 (新潮文庫)

変身 (新潮文庫)