フラット化する世界(上)
今や世界(地球)は丸くなくフラットである。非常にキャッチーコピーであるが、言い換えれば、垂直統合から水平統合への変化は更に加速するということ。
フラット化の要因はインターネットの普及であるが、その説明が各論すぎ(SMTPやTCP/IPの説明は必要ない)散漫になっている。その点では、梅田氏の「ウェブ進化論」を読んだ方はこれを読む必要は無いと思う。
舞台はインドが主で、今現在バンガロールで何が起こっているか?を知るのには絶好の著書だと思う。
結局インドの発展は、アメリカ主体のフラット化(時差を利用したBPO)に起因している訳だが、本当にフラットになったとき社会や経済は誰が主導するのだろう。英語圏でない日本はあっという間に置いていかれる気がする。下巻に期待。
- 作者: トーマス・フリードマン,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: 単行本
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