下流社会

 格差が広がる中、その格差をも受け入れ許容してしまう新しい層の出現。彼らには「そこから脱しよう」という意欲さえ無い。しかも、親が下流だと次世代も下流になりやすいという。このままでは、どんどん下流スパイラルが進んでしまう。いいのか日本!どうする日本!
 年代(しかもかなり細かい)、性別、職業、趣味・嗜好など様々なカテゴリーによって分析されていくが、カテゴリー分けが細かすぎ後半になって論点が見えづらくなっていく。数値の羅列も多くリサーチリテラシーが高くないと何が本当なのか良くわからない。前半部分だけ読むのが良いと思われる。
 「下流」には意欲が無いわけだから、これを読んでも無駄。「下流かも?」ぐらいの方が読むとちょうど良いのでは?しかし、我が家は下流社会の構成員・・・。


下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

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