城之崎行くなら志賀直哉

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)

 城之崎温泉に行くので、手にとった志賀直哉。ああそうさ、どうせオイラは安直さ!
 小説の神様が書く簡素な文体は読みにくいが、非常に心に染み入る不思議さがある。文体だけが美しいのでは無く、内容的にも日本人が本来もっている美しい日本ってのはここにあるのではないだろうか?
 一ついえるのは「然し」が多くて読みづらい。

 城之崎温泉は外湯めぐりが有名。然し、塩素臭が非常に強くプールに入ってるみたい。巡りたいと思えなかった。然し、歓楽街が無く雰囲気は良い。